筆者は大学3年生の時にニュージーランドへ留学しました。その経験から、ニュージーランドは最高の留学先だと断言できます。特に、海外経験が少ない中で留学に行きたい人ならなおさらです。その理由をご説明します!
ニュージーランドについて
人口・文化・言語
ニュージーランドは人口約520万人の多文化社会で、先住民マオリと欧州系を中心に構成されています。公用語は英語・マオリ語・手話で、自然やラグビー、映画文化などが世界的に知られています。
ニュージーランド人はKiwiという愛称で呼ばれています。国鳥であるKiwiという飛べない鳥にちなんで、親しみを込めて使われています。


公用語に手話があるのが面白いですよね。
留学生の数
2023年の留学生の人数は約69,000人でした。これはコロナ前と比較すると3割ほど少なくなっているようですが、依然として、人口に占める留学生の人が多いことがわかります。
人口 | 留学生数 | 人口に占める留学生の割合 |
520万人 | 69,000人 | 約1.33% |
ニュージーランドは教育水準が高く、英語を第一言語としていることから、多くの留学生が世界中から集まります。
なぜニュージーランドが最高の留学先なのか
さっそく、なぜニュージーランドが最高の留学先なのがご説明します。
多民族国家だから
この理由が一番大きいのですが、ニュージーランドは多民族国家で、他の文化に対して寛容です。
ニュージーランドは先住民のマオリをはじめ、欧州や北米、アジアなど様々な人種が世界中から集まって、一つの国を形作っています。そのため、他民族・他文化に対してあまり壁がありません。
民族名 | 構成比 |
ヨーロッパ系 | 62.1% |
マオリ系(先住民) | 17.8% |
インド系 | 5.8% |
中国系 | 5.6% |
その他 | 8.7% |
もちろん、先住民であるマオリの文化が第一に来るのですが、外から来た国の人達に対しても、Kiwiはリスペクトの心をもって接してくれます。
実際に、筆者の留学時は多くのアジア人がいて、孤独感をあまり感じませんでした。
ホームステイが文化として根付いているから

ホームステイはニュージーランドの文化として根付いています。海外から来る留学生を受け入れることに慣れているため、安心して留学生活を送ることができます。
また、他の国ではビジネス色が大きいのですが、ニュージーランドでは一人の家族として受け入れてくれます。

筆者のホストファミリーは20年以上、留学生を受けているといっていました。
治安がいいから
ニュージーランドの治安は比較的良いです。特に、他の有名な留学先と比べるととても良い部類に入ります。
ニュージーランドは日本と同じで民間人が銃を持つことはできません。また、Kiwiの国民性は比較的穏やかです。殺人率は日本よりは高いですが、アメリカやカナダ、フィリピンなどと比べるとかなり低いです。
親日国だから
ニュージーランドは世界でも有数の親日国です。
日本とニュージーランドは安定した友好関係を築いています。経済的なつながりも強く、日本の自動車はニュージーランドでとても信頼されています。また、日本はニュージーランドのワインや乳製品、果物などを輸入しています。
2024年の調査では、日本がアジアの中でニュージーランド人が一番訪れたい国であることが明らかになりました。
順位 | 国 | 訪れたいと答えた人の割合 |
1 | 日本 | 66% |
2 | シンガポール | 44% |
3 | タイ | 43% |
4 | ベトナム | 39% |
参考:NEW ZEALANDERS’ PERCEPTIONS OF ASIA AND ASIAN PEOPLES
ニュージーランドに留学してよかったこと
続いては筆者の実体験から、ニュージーランドに留学してよかったことをご紹介します。
大自然に触れることができた

ニュージーランドの大自然は圧巻です!
筆者が訪れた場所は、クイーンズタウン、ミルフォードサウンド、マウントクック、テカポ湖です。特に、テカポ湖は世界一星空が見れる場所として有名で、涙が出るほど素晴らしい景色を見ることができます。
ほかにも大自然を体験できる有名スポットは多いです。まさに、「世界一の自然大国」です!
第二の家族ができた
上述したように、ホストファミリーは留学生を家族として受け入れてくれます。
長い月日をかけて、その関係性は本当の家族のようなものへと変わっていきます。きっと最終日には、皆さんの旅たちを喜び、悲しむ、本物の親の表情で送り出してくれます。
留学から日本へ帰国しても、そこに居場所がある安心感は変わりません。このような体験は、ニュージーランドの温かいホームステイ制度があるからできるのだと思います。
運動が習慣になった

ニュージーランド人は運動が大好きです。現地で友人ができると、毎週一緒に運動をすることになります。筆者も自然と運動が習慣になりました。
おすすめはハイキングです!なぜなら、ニュージーランドには危険な生物が全くいないからです!日本でハイキングをしようと思ったら、クマやイノシシ、蛇などに気を付けないといけませんよね。ですがニュージーランドにはそのような生物は生息していません。いるとしても羊や牛、ウサギのみです。これは筆者がニュージーランドにいって一番驚いたことです。
ほかにはテニスやラグビー、クリケットも盛んです。
留学するには何をすればいいのか
大学の留学支援センターへ行く
大学生であれば、大学の留学支援センターに足を運んでください。手取り足取り教えてくれます。
大学の留学支援センターを使用するメリットとして、大学が協定を結んでいる場合に料金がかなり安くなったり、留学に関する情報が共有されているため、安心して留学をすることができます。
また、過去に卒業生が留学に行っていることがほとんどなので、成功体験を自分事としてとらえることができるのも大きいです。
学校のプログラムに参加する
高校生や専門学校生で留学支援センターが学校になくても、学校に留学プログラムがあるところがほとんどだと思います。特に、近年はグローバル人財が必要とされています。国からの支援も厚くなってきていますので、学校のプログラムがある場合は積極的に活用しましょう。
民間の留学支援会社を経由する
もしどうしても学校に頼れないのであれば、民間の留学支援会社を経由することも考えられます。彼らはプロフェッショナルなので、学校の手続きやビザ申請等の留学に関することは任せても良いでしょう。手数料がかかるので、そこだけお財布と相談ですね。
さいごに

筆者の経験や客観的事実から、ニュージーランドが最強の留学先である理由をご説明しました。もし留学先に悩んでいる方がいたら、ぜひニュージーランドを検討してみてください!
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