文系が底辺大学から自動車メーカーへ就職するには英語と資格です(実体験)

就活

日本の裾野を支える自動車業界は、圧倒的な規模を誇り、そのトップであるトヨタやホンダといった自動車メーカーは誰しもが憧れる就職先の1つです。しかし、その就職難易度はかなり高いものがあります。

今回はそんな自動車メーカーに、偏差値50以下の地方大学から英語と資格という武器を基に、新卒文系総合職として就職した筆者の実体験と、同期や新入社員を見て確信した「英語と資格があれば受かる」という理由をご説明します!

日本の自動車業界と自動車メーカーについて

日本が世界に誇る自動車産業。いまだ世界のトップを走っています

自動車業界は日本が世界に誇るとても大きな産業です。自動車関連企業に務めている国内の従業員数は500万人といわれており、日本の経済発展を牽引しています。

近年、中国EVメーカーや韓国の自動車メーカーなどがシェアを高めていますが、依然として日本の自動車メーカーは世界中の自動車メーカーに対して優位性を維持しています。特にトヨタグループは世界第一位の自動車販売台数を誇ります(2024年度)

ポイント

日本の自動車メーカーは世界をリード!しかし、近年は中国や韓国の自動車メーカーが独自の技術や価格競争力でシェアを拡大。

トヨタ・ホンダに限らず、すべての自動車メーカーが巨大企業

以下は国内自動車メーカーの2024年度売上高トップ4です。すべての企業がかなりの売上高を記録しています。1位はトヨタ自動車の48兆円です。自動車業界に限らず、日本の全ての企業の中でトップの売上高です。

4位のスズキは日産と差があるように思えますが、日本経済新聞が集計した全上場企業の中で売上高は第24位!マツダやスバルもスズキと同程度の事業規模を持っていますので、このランキングの上位に名を連ねています。

参考:日本経済新聞

順位会社名売上高(2024年度)
トヨタ自動車株式会社48兆0,367億円
ホンダ技研工業株式会社21兆6,888億円
日産自動車株式会社12兆6,332億円
スズキ株式会社5兆8,251億円

自動車メーカーの就職難易度

そんな自動車メーカーの就職難易度はどうなのでしょうか。

技術職(理系)はやや難しい、文系総合職はかなり難しい

はっきり言って、文系の自動車メーカーへの就職難易度はかなり高いです。これは筆者の周りの同期や、毎年入ってくる新入社員を見ていて毎年実感します。技術職は採用人数が多いため多種多様な大学出身者がいますが、文系総合職は採用人数が少なく、名門大学出身者しかいません

ポイント

難易度はかなり高い!!筆者のような地方底辺大学出身者はほんの一握りです。

地方の自動車メーカーはねらい目

企業にもよりますが、都・府内の自動車メーカーより地方の自動車メーカーの方が難易度は下がります。なぜなら、同じ企業を志望するライバルが、都内や府内の企業と比べて圧倒的に少ないからです。そして好都合なことに、自動車メーカーは地方に多く、事業規模が大きいため採用人数も多いです!

企業名本社所在地
トヨタ自動車株式会社愛知県豊田市
マツダ株式会社広島県安芸郡
スズキ株式会社静岡県浜松市
日産自動車株式会社神奈川県横浜市

メーカーは広大な土地が必要であるため、土地代が安い地方に本社が所在している自動車メーカーは多いです。もしどうしても自動車メーカーに入りたいんだ!という人は地方に目を向けてはいかがでしょうか。ただし、依然として難易度は高いということは言うまでもありません。

自動車メーカーに受かりたいなら英語と資格を手に入れよう

大学名に頼れないのであれば、英語を身に付けて、資格を取得しましょう。

語学力は最強の武器の1つ

とにもかくにも英語ができると最強です!これは、筆者の実体験から確信しています。

筆者の同期や毎年入ってくる新入社員は、海外出身者、ハーフ、英語が大好きでTOEIC満点…など、とにかく英語ができて当たり前です。逆に、英語しかできない、英語以外の武器を持っていない、という人もいます。それほど、英語は自動車メーカーから求められる能力の1つなのです!

筆者
筆者

ちなみに筆者のTOEICは入社時で820~830点ほどでしたが、同期中最下位から5番目くらいでした(泣)。一生懸命勉強したのに(´;ω;`)

なぜ英語が求められるのか?

この理由は単純で、自動車メーカーは海外比率が高いからです。自動車メーカーは売り上げの70~80%くらいが海外で稼いだものです。また、国内市場は成長期を終え、各メーカーのシェアもあまり変わりません。持続的な成長のためには海外の成長市場でシェアを獲得する必要があります。そのため、英語は必須のスキルと言えますが、まだまだ日本で英語を話せる人は少ないため、海外比率の高い企業において英語ができる人材は重宝されるのです!

筆者が就活時に持っていた2つの資格と留学経験

ここからは、大学名という武器がない代わりに2つの資格と留学という武器を基に、自動者メーカーや大手部品メーカーから内定をいただいた筆者の実体験をご紹介します。

簿記2級・TOEIC830点・留学経験

筆者は大学2年目に日商簿記検定2級を取得し、大学3年目にニュージーランドへ留学、留学中にTOEICを受験し830点を取得。帰国後、就活に望みました。

筆者の大学生時代
  • 大学2年目
    日商簿記検定2級に合格

  • 大学3年目
    ニュージーランドへ1年間留学

  • 大学3年目
    TOEIC830点を取得

  • 大学4年目
    自動車メーカーや大手部品メーカーから内定

有名大学に行かなくても、資格の取得や留学といった経験を得ることができれば、有名企業への就職も夢ではありません!!

筆者
筆者

ちなみに、筆者のTOEICは留学前で400点です。試験対策は全くしてません。留学のすごさを身に染みて実感しました。

資格や留学は客観性の高さが魅力!

資格や留学が就活で強い理由は、客観性の高さです!!

企業の採用担当者は数字や客観的な事実が大好きです。例えば、学生の出身大学を見れば客観的に優秀そうな学生を分けることができます。資格も数字で表れる客観的なものなので、信用度は抜群です。逆に、数値化できないようなもの、例えば「サークル長」はとても責任の重い重要なポジションですが、客観的にどの程度良いことなのか、採用担当者によって評価が異なります。

客観的に見て「この人は優秀そうだ」と思わせる資格や留学などの経験があれば、無名大学でも十分戦うことができます!

終わりに

有名大学に在学していなくても、資格や経験を取得することによって大手企業から内定を得ることは十分可能だということがお分かりいただけたかと思います。本記事が皆様の背中を少しでも後押しできたなら幸いです。

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