文系で偏差値50前後の大学から、一流企業への就職することは簡単ではありません。しかし、筆者は偏差値50以下の地方大学から、だれもが知る超一流企業へ就職し、現在も働いています。
今回は、どのようにすれば一流企業から内定がもらえるのか、実体験をもとにお伝えします!
一流企業への就職難易度
一流企業への就職難易度はかなり高い
当たり前ですが、一流企業への就職難易度は高いです。
一流企業の定義にもよりますが、仮に日経225に採用されている企業とします。だいたいこのクラスの企業だと文系総合職の採用人数は20~40人程度だと思いますので、30人×225企業=6,750人とします。2004年度に生まれた人の数は約110万人ですから、割合にして150人に1人もいないということです。実感がわかないかもしれませんが、大学群として有名なMARCHですら、このクラスの企業に就職する割合は2~3割と聞いたことがあります。
一流企業への就職は、簡単ではありません。
就活するうえで大学名は大いなる武器
就活する上で、大学名はとても強力な武器になります。残酷ですが、いい大学に入ったというだけで就活が有利になるというのは事実です。
しかし、それ以外の要素で大学名を補填することは大いに可能です。実際に筆者は大学名が無名で使えない代わりに、他の武器を用意して就活に望んでいます。むしろ、そのほうが面接官に良い印象を持ってもらえたこともあります。なぜなら、大学入る努力をした人と、大学に入ってから努力した人がいたとして、後者を評価する人は多いからです。
無名大学から一流企業へ就職する方法
では、無名大学からどのようにして一流企業へ就職するのでしょうか。
資格を取る
一番コスパがいいのは資格を取る、です。
「え、なんだよ結局資格かよ。もっと簡単なやつ教えてくれ」という声が聞こえた気がしますが、大前提として、努力や行動は必要です。無名大学から何もせず楽な方法で一流企業から内定を取ることは、運があっても厳しいでしょう。
資格は、日商簿記検定やビジネス会計検定、宅建などがおすすめです。
後ほど、資格は一番コスパの良い最強の武器である理由を説明します。
留学する
留学もものすごく強い武器になります。
文系が避けては通れないのが、「英語」です。日本の市場はどんどん小さくなり、シェアも変動することはほぼありません。日経225に採用されている企業に限らず、日本の企業は常に海外展開を拡大し続けています。例えば自動車メーカーは海外比率が7割を超えます。
留学をすれば英語が身につくだけではなく、海外駐在にも適応できるのではないか、というポジティブな期待を面接官に与えることができます。半年~1年程度の留学であれば良いでしょう。
面接官が目を引くような経験をする
面接官が目を引くような経験はとても好印象です。
例えば、スポーツの全国大会出場や、日本を自転車で一周した、エベレスト登頂など、一目で気を引くような経験をすれば、就職活動でも大いに役に立ちます。
ただし注意点としては、「経験」というのは面接官によって評価が異なります。また、履歴書に書いたとしても、そのすごさや辛さは面接の中で説明が必要になってくるものも多いです。面接に挑む際は、この経験の伝え方をしっかり練習しましょう。
遅くとも大学3年冬までに武器を!
遅くとも、3年の冬までに武器を用意しておきましょう。冬からは本格的に就活が始まりますし、すでに内定を取っている学生も多くなってきます。
資格は最強の武器!なぜなら、履歴書に書くだけだから
前述した、なぜ資格が最強の武器なのか。それは、履歴書に書くだけで、説明不要だからです!
資格は客観的な事実です。「この人はこういった知識があり、やる気があり、勉強をする努力ができる人間なんだ」ということがわかります。
また、もう一つ良い点に説明不要、ということがあります。つまり、面接で話す必要がないのです!!面接というのは100回あったら100通りの面接があるように、質問の内容や面接官の評価基準、時間、流れ、全てが流動的です。その中で、説明する必要がない、違うことに時間を使える、面接官と雑談する時間ができる、という、良いことづくしなのが資格というもののすごさです。
企業の採用担当者は何を見ているのか
では、企業担当者はなぜ大学名や資格を見るのか。
企業が資格や大学名を重要視するのは、客観性があるから
まず、企業の採用担当者は資格や大学名といった、客観的なものから評価をします。この時点で採用担当者は、頭の中でこの学生を受からせるか、落とすか、ほぼ決めているといっても過言ではないでしょう。そこからようやく、面接をしてその人のキャラクターを知り、最終的に大きな問題がなければ採用、ということになります。特に一流企業は応募人数がかなり多いので、学歴だけで面接試験へ通すか決める、いわゆる「足切り」ということが行われます。よく足切りはないといわれますが、筆者の体感だと必ずあります。
企業が何を求めているか、逆算すれば良い
つまり、企業が何を求めているのか、逆算すればよいのです。
筆者は学生時代に逆算した結果、資格と留学という答えにたどり着きました。自らが学びたいことも大事ですが、一番効率的に武器を手に入れる方法は、企業の考えから逆算して考えればよいのです。
おわりに
今回は地方の無名大学から日経225のような一流企業へ就職する方法をお伝えしました。文中でも言いましたが、何もせずに内定がもらえるほど、就職活動は甘くはありません。しかし、人以上に努力する必要もありません。しっかり準備をすることができれば、就職活動はより楽になります。
皆さんが理想の企業に受かることができるよう、祈っています。
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